外栄金物株式会社主催

     岩崎さんの「鍛冶道場」その2報告書

  岩崎重義さんの工房では、水落さんが仕事をなさることが当たり前になり、注文も多くてこなし切れない状況の今日この頃です。 私のお客様で東京でザイナーをしておられる坂本さんが、息子さんがお生まれになる記念に岩崎さんの鞘入りタイプの小刀が欲しいと おっしゃってご注文を頂いて納品させて頂きました。 その小刀に坂本さんがご自分で鞘を作られた工程が次の小刀のページの 『特注鞘入り切出』に詳しく掲載してありますのでご覧下さい。 その後、鍛冶道場のお申し込みを頂いてましたが、岩崎さんの体調の関係から伸び伸びになっていたのが、この度、実施して頂きました のでご報告します。 鍛冶道場をなさる方は坂本さんとお友達の澤部さんですが、坂本さんの奥さんと赤ちゃんも一緒にお出でなりました。 今回は、お二人ともデザインのお仕事をしておられること、刃物を使っての木工に熟練しておられたことから、前以て造りたい小刀のご希望を お尋ねしておいて、ご希望の形のものを造ることになりました。 今回は、20/3/19、20日の約一日半掛かりましたが、初日は3月なのに鍛冶道場を祝うような良い天気で、暖かい日でした。 写真撮影の後、仕事に掛かる前に、岩崎さんが鉄鉱石、鋳物、鉄、鋼などさまざまなサンプルを用意されて鉄についての解説をされました。 これが、何時ものことですが、素人の人に、とても解りやすく、岩崎さんならでの解説だと思っています。
次は岩崎家の庭で左から澤部さん、岩崎さんご夫妻、水落さん、坂本さんご夫妻とユーちゃん。


次は左から岩崎さん、澤部さん、私、水落さん、坂本さんご夫妻とユーちゃんです。クリックすると拡大写真になります。


次は、翌日20日の午後4時半頃、坂本さんと澤部さんが最後の研ぎをしておられるところです。


今回のお2人の作品の表で、上が坂本さん、下が澤部さんの作品です。


お二人の作品の裏です。

今回も、完成した製品は素晴らしい出来でした。

今回は昨年6月生まれの赤ちゃんがご一緒でしたので、仕事をなさっている間、どうしておられるか心配していたのですが、20日にお帰りに
なる時にユーちゃんに会いましたら、なんと明るい顔で元気溌剌としており、岩崎さんの1歳のお孫さんと仲良く遊んでおられたそうでしたの
で、ユーちゃんも新しい体験をなさったのかなと感じていました。

坂本さんの奥さんに、ご主人が工作しておられる間暇で困りませんでしたか、とお聞きしたら「ゼンゼン、そんなことはありませんでした。」との
ことでしたが、これが岩崎家の人徳のなせる業と感じている次第です。

また、奥さんには、岩崎さんが作りかけの小型小刀にご本人にご自分で焼入れを指導され、それをお土産にさしあげたとのことで
した。

番外編
岩崎さんの奥さんのお話「この人は、美人には親切にするのよ。」
そうですね。たまたま、私がお連れするメンバーの女性は美人ばかりですから・・・、とお答えしておきました。
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