平成24年5月4,5日開催、三条削ろう会

三条の名工「初弘」鉋各代の作品を陳列しました。

大工道具の高級品を販売するページを持っていると、いろいろな名品のお問合わせを頂くようになりました。
ご希望のありそうな名品を探して仕入れるように努めていましたら、珍しい品を収集するのがが楽しくなって来まして、当社で、あるいは私個人でよい品を集めるようになって仕舞いました。

この度、24年5月4、5日に開催された三条削ろう会の開催に当り、馬場政行会長から大工道具の参考品として三条の名工の初弘の鉋を陳列して貰えないかとのお話を頂きました。

永年、大工道具で商いをさせて頂いて来た者として、業界に少しでも貢献することが出来ればありがたいと思いまして、お受けさせて頂き、当日は初弘歴代の鉋を42枚陳列させて頂きました。

初弘系の長老として、昔から懇意にさせて頂いている佐藤巳弥治さんがまだお元気でおられますので、当日、私が車でお迎えに行きまして、会場に来て頂きました。

次ぎは私の陳列台です。墨壷は同月末の八王子ミニ削ろう会の前宣伝のため少し並べました。


次ぎは佐藤さんが解説されているところ陳列台です。


次ぎは佐藤さんと台打ちの次世代の名工、小吉屋さんです。


次ぎは当日私がプリントして展示した永弘、初弘の系統図です。


初日4日に、お客様の中に可愛い若い女性が、可愛らしい女の子を連れて来て、熱心に見ておられますのでお尋ねしたら、「私の曽祖父が初代永弘です。」と言われまして、更に翌日、そのおねぇさんがご家族でお出でになりました。
(4日の子供さんは翌日お出でのおねぇさんの娘さんでした)

上の永弘、初弘の系統図を頂けないかと申されましたので、後日郵便でお送りしたらお礼のお葉書を頂きました。

次ぎが、その可愛らしいお葉書です。


5日には娘さん達の親御さんにあたる、系統図の金物問屋を継承された昌平さんもお出でになり、私が参考に陳列していた古い永弘鉋を見て「これは初代作です。」と断言して下さいました。
このようなご縁を大切にしたいものです。

なお、次ぎのページの上方に永弘、初弘、その他同系の作品を解説していますので、ご興味がおありの方は御覧下さい。
当社の鉋のページはこちらからお入り下さい。
大工道具の資料を展示している「toei資料館」はこちらからお入り下さい。

お問合わせなどは用件をお書きになってこちらへメール下さい。

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