外栄金物株式会社主催(19年4月15日)

「鉋台打ち道場その2」報告書

私のページに猪本さんの台打ち道場のことをご紹介していたら、何時ものお客様で神奈川県のSさんお申し込みがあり、日時を猪本さんと打ち合わせして、先日、4月15日(日曜日)に行いました。

当初、お友達がお2人も一緒に3人でお出でになるとのことでしたが、お一人が風邪を引かれたために、お2人でお出でになりました。

目標が解りやすいように会社に来て頂きましたが、私が8時40分頃に出社したら既にお出になっており、会社で私が集めた道具類をご覧になりたいとで、何点かをお見せしましたが、その日の内に仕事をなさって、また神奈川までお帰りになるのですから時間が気になって、間も無く猪本さんにお連れしました。

猪本さんに着いたのが約10時20分頃、それから仕事に掛かられたのですが、丁度その日、私が所属している日本美術刀剣保存協会長岡支部の年に三回しかない刀の鑑賞会がある日でしたため、しばらくしてから私は失礼してそちらへ向かわせて頂きました。
帰って来たのが4時半頃でしたが、既に9割方の仕事を終わられていて、最後の口開け、その後の仕上げの段階に入っおられました。

一段落の後、話は尽きなかったのですが、これからまた、神奈川までお帰りになる訳でのですので、それが気になって5時過ぎに猪本さんを辞し、道順の途中に三条鍛冶道場がありましたので、そこの作業場をお見せしてから高速道路の入り口までお連れしてお別れした次第です。

朝四時起きして出かけられたそうですが、後で走行距離をお聞きしたところ合計700キロだったとのことでした。 その間に、気根を詰めた一仕事をなさったのですから、お疲れだったことと思いますが、これで台打ちの技術を身につけられた訳ですから、有意義な一日を過ごされたのではないかと想像しています。

Sさん、Mさんご苦労様でした。

次の左からSさん、猪本さん、Mさんです。


季節柄、学校などの鉋の納品があるために仕事場は荒台の山。


刃をはめる溝を外側に墨引きする。


荒彫り始め。


どんどん掘り進む。


私が中座した帰って来たら、お仕事は終盤でした。

私が4時半に帰ったら、大体出来上がる直前で、口を開けるところ。


猪本さんが手伝う。


下端を削る。


固定台を逆にして削る。


下端に定規を当てて。


Sさんは一枚で仕込んでおられましたが、Mさんは二枚でしたので穴明けをしているところ。


帰り道で寄り道した三条鍛冶道場の看板の前で。


もし、台打ち道場をご希望のお方はお問い合わせ下さい。
猪本さんのご好意で指導料は要りません。(荒台の代金だけは頂きます)

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