鉋の台打ちから切らすまでを教える
猪本さんの鉋道場

29/9/16
この度も長野県の上松技術専門校で修行中の方が3名でお出でになりました。(尚、上松技術専門学校の校長は削ろう会会長の上条勝さんだそうです)
当日は朝早く出発されて当社には9時にお出でになりました。鉋刃をお求めの上、10時過ぎに猪本さんにお連れしました。

午後、4時46分にお伺いしたら、3名共に下端の刃口を調整する処まで来ておられ、それが出来たら試し削りをされる所でした。
その晩は三條にお泊りになると言われたので、今朝、時間が無くてご希望の玄能類をお見せ出来なかったので、翌日の朝9時に再度会社にお立ち寄り頂いて、今度は倉庫を一巡して商品をご覧頂いてからお帰りになりました。

当日の写真です。(クリックすると拡大します)

右から浅井さん、高橋さん、桑葉さんです。

27/12/6
長野県の上松技術専門校で修行中のIさんがお出でになりました。(尚、上松技術専門学校の校長は削ろう会会長の上条勝さんだそうです)
前日、柏崎にお泊りになり、列車でお出での予定が当日は大風で列車が遅れたため、高速バスにお出でになり、停留所の燕三条駅までお迎えに行って会社にお連れし、大工道具をいろいろお見せしてから、予定より少し遅れて10時半頃に猪本さんにお連れしました。

午後、4時15分頃にお伺いしたら、下端の台直しをしておられ、試し削りをされる所でした。
試し削りの削り華が真ん中で割れたいるのは、鉋刃のその辺に小さな欠けがあるからだそうです。 この晩は長岡市でお泊りになり、翌日、三条鍛冶道場に寄られて和釘とペーパーナイフを手造りしてお持ち帰りになったそうです。

後で頂いたメールには、とても充実した二日間だったと書いておられました。

当日の写真です。(クリックすると拡大します)

左がIさん、右が当日4時半頃の削り華です。

27/8/22
猪本さんも新盆が過ぎて、次ぎの方をお請けして頂きました。

仙台からお出でのMさんです。木工の仕事をしていおられて削ろう会にも時々参加されているそうです。
今も、勉強のため日曜に家具講習を受けておられるそうで、土曜を調整して、この日に決まりました。
前の日にご連絡したら、既に新潟県にお泊りとのことで、その日午前にお出で頂き、鉋などご覧頂いて気に入ったものをお求め頂きました。
翌日22日は、朝9時に会社で落ち合って、猪本さんにお連れしました。

猪本さんにお連れした直後の写真です。(クリックすると拡大します)

午後4.30に伺ったら、既に、完成しておられて掃除に掛っておられました。


27/5/9
かねてから、台打ち道場の問合せがありましたが、猪本さんの家族に御不幸があったため、暫くはお請け出来ず、この日久し振りに指導をして頂きました。

石川県のYさんです。
一時期大工さんをされていたそうですが、今は家の周りの仕事などで小屋を建てたりしておられるそうです。
当日は朝早くに出られて、当社には8.40に到着され、仕込みにお使いになる鉋刃は、既にネット上で選んでおられましたので、これをご購入頂き、他の大工道具等をお見せしてから9.30頃猪本さんにお連れしました。
Yさんが恥ずかしがり屋なのか、正面からの写真はカンベンして欲しいとのことでした。

午後4.30頃の写真です。(クリックすると拡大します)

既に、下端の調整をしておられました。

7月の初めになってからです。遅くなりましたがとその後の削り華の写真が届きましたので掲載しました。(クリックすると拡大します)

左が、委託品だった水弘の鉋で、右が仕上直しの鉋刃芳堂をお求めになって猪本さんで台打ちされたものです。

26/12/22
12月の初めに、現在訓練校で建築を修行中だとおっしゃる玉城さんからお申込みがありました。
学校の休日を希望されて、猪本さんのご都合と引き合わせて12月22日に決りました。

玉城さんは前日の朝に三条に入られ、方々を訪ねたいと言われましたので、参考になる処をお知らせしました。
ご宿泊のホテルが燕三条駅の近くでしたので、駅に近い地場産センターを、それと、三条鍛冶を紹介して、鍛冶の体験が出来る三条鍛冶道場、その近くの歴史民俗資料館、更に、時間が余るなら隣接した三条図書館などをお知らせしました。

当日は朝8.30にホテルにお迎いに行き、当社で大工道具を簡単にお見せしてから9.30頃猪本さんにお連れしました。

途中の車の中でお聞きしたら、地場産センターに行かれたそうで、その後、鍛冶道場に行って和釘造りをされた後、いろいろな話が出来て半日位もいて、和釘を10本貰って来たと楽しそうにして話しておられました。

朝、カメラを持参するのを忘れたて、スマホで撮ろうかと思いましたが、雪が降っていて玄関では無理だったので、午後にお伺いした時に撮ることにしました。
12月末では4.30には陽が陰り暗くなってしまいます。何時もより早目に4時過ぎに伺いましたら、既に下端の調整に入っておられました。

お若い方ですが、既に、家を一軒建てる仕事をされているそうで、仕込みも順調に進んでいました。
後で猪本さんにお聞きしたら、6時頃には終わられたそうです。

何時ものように仕事場での写真も撮ったのですが、すみませんが何故か写ったおらず、どうも失敗したようです。
お仕事中に、後で旨く行ったら、薄い削り華の写真を下さいとお願いしていましたら、夜10時頃に写真をメールで頂きました。(お帰りは夜行バスを予約されていたそうですので、まだ三条におられて発信されたことになります)

当日の写真です。(クリックすると拡大します)

左が四時過ぎの玉城さん、左が当日お出しになった削り華です。

26/5/5 私のページで大工道具をお求め頂いている千葉のお客さんから、ゴールデンウェーク中に新潟へ行く用があるので、お願い出来ないかとお申込みを頂き、猪本さんのご都合をお聞きして5日にお出で頂きました。
白鳥の湖で有名な水原町(今は阿賀市)のご親戚にお出でになった序でとのことでした。

9時前に来社され、木製家具の製作されているそうで、左利きなので左用の切出を希望されましたが、丁度、昔の坂光さんが造られた品があったので、それと台打ちに使われる寸6の刃をお求めになり、当社の倉庫をご覧頂いてから猪本さんさんに10時頃にお連れしました。

木工には慣れておられるので、仕事も順調に進むと予想して4時頃にお伺いしたら、既に最終調整に入っておられ、薄い削り華を出しておられました。これから猪本さんが細かい刃欠けを直す砥ぎ方を教えるとのことでした。

今朝、電話してその後のことをお聞きしたら、順調に終わられて、その後しばらくしてお帰りなったとのことでした。

当日の写真です。(クリックすると拡大します)

渕さんです。

25/12/28
11月に東京の訓練校で木工を勉強している岡崎さんからお申込みがありました。同じ学校の友人とお二人でのご希望でした。
学校を休むわけにはいかないことと、お二人のご都合の合う日とのことで12月28日をご希望でしたが、猪本さんからも了解を頂きましたので、当日朝、お二人で当社にお出でになりました。

前日夜、三条に着いて燕三条駅近くのホテルに泊まられたとのことです。
当社で仕込みに使われる鉋刃と、お使いになる鑿をお求めの後、猪本さんに10時頃にお連れしました。

私が夕方5時半頃に状況を見るためにお伺いしたら、試し削りをし始めた頃で台の調整をしておられるところでした。
お二人共、全くの素人とのことでしたので夜遅くまで掛かるのではないかと心配していましたが、割と順調に仕事が進んで、後で、猪本さんからお聞きしたところでは、8時頃にはよい鉋屑を出してお帰りになったとのことでした。

丁度、前日当たりから雪が降り始めていましたので、行き帰りの路を心配していましたが、ご無事でお帰りになったとのことで安心致しました。

当日の写真です。(クリックすると拡大します)

左の写真の右が岡崎さん、左が三上さんです。(右端の車は私の新車up!です)

25/9/7
8月に長野県上松技術専門校に在籍し木工の勉強をしている大島さんからお申込みがあり、猪本さんのご都合もよかったので7日土曜に設定してお出で頂きました。

専門校で一度鉋の仕込みを経験しておられるそうで、もっと詳しく勉強したいとのことでお出でになったそうです。

夜9時に発たれて到着後公園で一眠りして、当社に9時にお出で頂き、鉋刃をお求めの後、10時頃に猪本さんにお連れしました。
私が夕方5時に状況を見るためにお伺いしたら、鉋刃を砥いでおられました。右の写真は、その直後に猪本さんが刃口を修正しておられるところです。
6時には帰える予定とのことでしたが、翌日猪本さんにお尋ねしたら、無事削り華を出してお帰りになったとのことでした。

直後に頂いたメールには「いろいろな意味で勉強になりました。長野から往復700キロ走ったかいがあったと思っております。」と書かれており、お世話した私も満足させて頂きました。

当日の写真です。(クリックすると拡大します)


25/5/25
5月初旬のことでした。北海道で輸出入の仕事をしておられるご夫婦からお申込みがあり、猪本さんのご都合もよかったので25日土曜に設定してお出で頂きました。

ご夫婦とも大工道具に大変興味をお持ちで、カーフェリーで22日朝、新潟港に着いて、当社には朝早くお出でになりました。元々、三条の鍛冶屋さんに興味があって、その後3日間、当社がご紹介した鍛冶屋さんを廻られて大工道具の勉強をされました。
お二人とも木工は素人でいらっしゃるので、当日は朝早く9時過ぎに猪本さんにお連れしました。

2枚目の写真は午後2時頃でした。最初、台打ちは二人で始められたんですが、奥さんが鑿を使ったことも無いズブの素人さんでしたので、旨く行かず、途中から見学をしておられました。

後で、猪本さんに様子をお尋ねしたら、夜8時頃には完成して試し削りをされ、薄い削り華に感激しておられたそうです。その夜の新潟港発のカーフェリーでお帰りになりました。ご苦労様でした。

当日のお二人です。(クリックすると拡大します)

村上さんご夫妻です。 午後2時頃のお仕事の状況

21/12/27
長野の技術学校の講師をなさっているお客様からお申し込みがあり、年内の休みをご希望でしたので調整して最後の日曜日にお出でなりました。
最初は倉田さんからお申し込みを頂いて日取りが決まってから高山さんも参加されることになり、当日朝8時半に会社にお出で頂き、10時半に猪本さんにご案内しました。

高山さんが翌日仕事がおありとのことですので、どうしても当日に終わらせねばならないとのことでした。

日が短くなったので午後は3時半に再度お伺いしましたが、表なじみを調整しておられるところでした。

翌朝、猪本さんに電話で様子をお尋ねしたら、無事薄い削り華を出されて昨晩7時頃にお帰りになったとのことでした。ご苦労様でした。

当日のお二人です。
左が倉田さん、右が高山さん
午後3時半頃のお仕事の状況

21/10/24
京都府のお客様で高等技術専門学校で木工を修行中のKさんからお申し込みがありました。
まだ、木工の仕事は始めたばかりとのことで、メールのやり取りをしていたら、お友達が2名一緒に参加することになり、高速が1000円で使える内にということで3名でお出でになりました。

遠方なのでどうしても泊まらなければなりません。夜中の1時頃に着くので、キャンプに馴れているからキャンプ場を探して欲しいとのことで、丁度、団地に地面が土のままの空き地があるのでお知らせしたら、そこにキャンプされることになりました。

午前中11時頃に猪本さんにお連れし、その後、午後5時頃に伺いましたら、まだ表なじみを調整して刃を合せている所でした。
翌朝、猪本さんに、昨夜は何時まで掛かりましたか?と聞いたら・・・、なんと、12時まで掛かったとのことでした。
その日は、また、同じ場所でテントを張り、翌日に三条鍛冶道場に寄ってからお帰りになるとのことでしたが・・・、猪本さんと皆さん大変ご苦労様でした。

5時なのに日が短くなり、看板の前の写真はフラッシュを焚いて撮りました。

テントを使えば費用を掛けないで出来る好例として写真を載せさせて頂きました。
朝9時、空き地でのみなさんとテント
左からIさん、Kさん、Sさん
何時もの看板前

21/8/18
埼玉県のお客様で技術学校で木工を修行中の吉田さんがお出でになりました。
ご親戚が新潟市にあってそこに前泊なさって当社に9時半頃にお出でなり、前からお聞きしていたご希望の鉋刃をお求め頂いてから10時半頃に猪本さんにお連れしました。

帰りは午後7時半頃の列車を予定しているとのことでしたが、友人の前三条市長の高橋さんが久し振りに来社され長話をしたため、夕方の再訪が6時半頃になってしまいました。
鉋などの扱いは慣れていないとのことでしたので心配していましたが、既に削り華が散らばっており無事終了していました。

その後、駅までお送りしましたが、今日の経験を、是非、これからの仕事に生かして頂きたいと念願しています。私も心から応援しています。

時間が遅かったのでフラッシュが点灯しています。
吉田さんと猪本さんと私の愛車ゴルフの鼻面
一枚もらって来た削り華

21/5/6
仙台のお客様で家具の製造されている石橋さんがお出でになりました。
大工道具の話をしていたら、つい時間を食ってしまい、猪本さんにお連れしたのが11時頃でした。

次が6日朝と、4時過ぎ口明けしているところ、4時半頃の削り華です。クリックすると拡大写真をご覧頂けます。
石橋さんと猪本さん
4時過ぎ口明けの最後の調整している所
刃を砥いで出した削り華

石橋さんはお若いのですがプロでいらしゃるので、夕方の情況は早めにと思って4時頃に伺ったら、最後の口合せをしておられ、その後刃を砥いで試し使いをされて薄い削り華を出されました。
削り華が波打っているのは裏金を利かせてなくて、一枚鉋で削ったからとのことですし、縦に筋が入ったのは刃がよく付いていない所があるとのことでした。

鉋刃はお持ちになった刃を使われましたが、私のページに詳しく紹介してる佐藤さんの伝寿の鉋でした。

21/4/29
静岡のお客様がお出でになりました。
木工が趣味で鉋をお使いの方なのですが、丁度、本業の自動車の減産で、下請けに関係したお仕事が休みが多くなったことからお出でになりました。

列車でお出ででしたので、28日、燕三条駅から三条鍛冶道場を訪ねるため近くの北三条駅に午後お着きになり、鍛冶道場で和釘の製作に挑戦されたそうです。鍛冶体験が500円で出来るとのことで、鉄を赤めて叩いて和釘を造られて、楽しかったとおっしゃっていました。

次は鈴木さんが造られた和釘です。クリックすると拡大写真をご覧頂けます。

上の一番右の1本は先生が打ったもので、左の5本が鈴木さんの作品ですが頭を丸めるのは先生がされたそうです。

その日は燕三条駅近くのホテルに泊まられて、翌日朝、当社にお出でになり小片さんの鉋刃をお求めになってから猪本さんにお連れしました。

次が29日朝と、5時頃と、8時過ぎに削った削り華です。クリックすると拡大写真をご覧頂けます。
鈴木さんと猪本さん
5時過ぎ、釘穴を開ける所
7時以降の削り華
翌日猪本さんから当社に届きました

翌30日の鈴木さんからのお電話では、実働8時間でしたとのことでした。宿泊なさるので当日遅くまで出来たものです。
本日(5/4)、鈴木さんから、この度の体験をご自分のブログに掲載しましたとご連絡がありました。
とても詳しく書いておられますのでご覧下さい。鈴木さんのブログです。

なお、4/19の片井さんから猪本さんに旨く削れた削り華が届いているとのことでした。

21/4/19
長野のお客様がご兄弟お二人でお出でになりました。休日ですので高速利用料が1000円しか掛からなかったので驚いたとおっしゃっていました。
当社に8時半にお着きになり、前もってご覧になりたいとご連絡があった大工道具をお見せしていたら時間が足りなくて、猪本さんにお連れしたのが予定より遅れて10時50分頃でした。

その後、私は(財)日本美術刀剣長岡支部の鑑定会があったので、そこに参加してから猪本さんに再訪したのが、4時過ぎでした。

次が朝と、4時過ぎの写真です。クリックすると拡大写真をご覧頂けます。
片井さんご兄弟と猪本さん
4時過ぎ、弟さん下端を均し
お兄さん口開けしている所
5時過ぎお兄さん試し削り
まだ、もう少し台直しが必要

猪本さんのお話では、お二人とも大工さんですので、仕事は順調に進んだとのことでした。

20/11/30
今回は、東京のお客様が3人お出でになりました。
大工育成熟でのお仲間とのことで、普段は工務店にお勤めで、月一回塾で集まって合同で仕事をしているお仲間とのことです。
(大工育成塾について知りたい方はこちらからお入り下さい)

三条にお出でになる方法を検討したら、東京発の夜行バスでお出でになるのが一番割経済的とのことで、それでお出でになるとのことでしたので、私は8時半に出社しますとご返事していました。

会社に予8時半に着くように車を走らせていたら、ゆっくり走る車列の先頭にタクシーがいましたので、ご一行のタクシーではないかと思って、近道して会社に着き、玄関を開けている時に丁度タクシーが到着しました。

大工道具のお話をいろいろしたり、鉋を種々お見せしてから、猪本さんに10時半頃にお連れしました。

次の写真は左が到着後、右が午後4時半頃のもので、クリックすると拡大写真がご覧になれます。
左から猪本ご夫妻と
今井さん、村井さん、立岩さん
猪本さんが釘穴を開けている所
奥の左から立石さん、村井さん、今井さん

私はその後、午後4時半にお伺いしたのですが、村井さんは釘を打ち込んで台直しする前、立岩さんは釘穴を開けるところ、今井さんは表馴染みの合わせの最終調整中でしたが、猪本さんは、もの凄く丁寧な仕事をしておられると言っておられました。

今夜の帰られる夜行バスが夜11時とのことですので時間に余裕があるから、これから台直しをして、刃を砥いで、薄削りをしてもらう予定とのことでした。

今朝は燕三条駅に5時半頃に到着され、ファミリーレストランで朝食して時間を潰してから当社にお出でになり、仕事が終わってからは、同じレストランで夕食後時間を潰してバスにお乗りになるとのことで、2日続けての夜行ですので、明日は会社をお休みになるそうです。

午後8時半頃のことです。
その後、旨く削れたかどうかを携帯電話でお尋ねしたところ、まだ猪本さんにおられまして、3人ともどうやら旨く行ったとのことでした。
猪本さんが駅近くのレストランにお送り頂くことですので安心しています。

ご三人さんとも20歳前半のお方ですのでお若いので体力はおありでしょうが、それでも、ゆっくりお休んで疲れを取って頂きたいと願っています。

20/11/22
今回は、島根県のお客様がお出でになりました。
三条の隣の長岡市のご親戚があり、お出でになったついでに来条されるとのことでした。

前日、車で12時間掛けて長岡に到着され、朝、会社に8時半にお出でになり、鉋をいろいろご覧になってから、10時半少し前に猪本さんにお連れしました。

猪本さんご夫妻と山崎さんご夫妻。クリックすると拡大写真がご覧になれます。

その後、仕事の進行具合を拝見に伺う予定でしたが、来客があって行けないでいたら、午後4時半頃に山崎さんからお電話があり、「今、終わりました。うまく行きました。」とのことで、早めに旨く終わられたようでした。
なお、一緒にお出でなった奥さんは見学しておられて台打ちはなさいませんでした。

そんな訳で、残念でしたが終わってからお遭い出来ずに、直接長岡へお帰りになりました。・・・、お伺い出来ず失礼致しまた・・・。

20/11/9
埼玉県行田市のお客様がお二人でお出でになり、次のように台打ち道場を体験なさいました。

夜、走って約3時間で到着され、会社の前で仮眠を取られて8時頃に起きられたとのことでした。
私が前日まで出張でしたので、会社に到着したのが朝9時少し前で、会社内を簡単にご紹介した後に鉋類をお見せして、台打ちに使うお好みの品をお求め頂いた後に猪本さんに10時半頃にお連れしました。

次の写真は左が到着後、右が午後4時頃のもので、クリックすると拡大写真がご覧になれます。
猪本さんの左が浅見さん、右が高柳さん奥の浅見さんは台直し中、手前の高柳さんは釘の位置決め中。

5時半頃にお電話を頂き、後は刃を研ぐだけになりましたので、これから帰りますとのことでした。

その後、浅見さんから「帰ってから刃を研いで削ったらとても薄く削ることが出来ました。」とメールを頂いていましたが、更に、本日、郵便でご自分の削り華をお送り頂きましたのでご紹介します。(20/11/19)

次がお送り頂いた削り華でクリックすると拡大写真をご覧頂けます。


今月は、昨日の土曜日も当社の紹介でお二人がお出でになりました。(私は留守のためお遭い出来ませんでしたが) 20/7/5
長野県の南信のお客様からお申し込みがありました。

ご自宅から約4時間掛かるとのことで、前の日は早く床に着かれて、朝四時おきして出て来られたそうです。
当社へのご到着が9時頃で、鉋や鋸などをご覧になってから猪本さんにお連れしたのが10時半頃でした。
将来は楽器を製造するのに鉋を習熟したいとのことで、現在、訓練校に通い始めて間が無いと言うことでした。

次が、猪本さんとMさんの写真です。


次の写真は4時半頃にお撮りしたものですが、今日中に綺麗な削り屑を出して帰ろうとすると6時までに終わらねばならないとのことで、最後の調整をしておられるところでした。

次が、その時の写真です。


一応は薄い鉋屑が出るのですが、それが十分ではないということで、調べたら裏金の刃先に歪みがあることが解って、これから調整に入られるところでした。

20/1/26
MIXIでお逢いした、長野の建具屋をなさっている、はなやさんが猪本さんから台打ちを習いたいとのことでお出でになりました。
奥さんと2人のお子さんと四人で泊り掛けでお出でなり、まず、当社にお立ち寄りになって、鉋刃をお求めになってから、猪本さんにお連れしました。

次が、その時の写真です。


猪本さんはかねてから、鉋を使えるようになるまで指導する道場を始めたい、これは自分の今までの経験をお教えるのだから、儲けは考えていないと申しておられました。
ですから、今迄の当社がお世話した台打ち道場も指導料としては一切取っておられませんでしたし、もちろん、今回もそうです。(ただ、台の素材・荒台と言いますが、この費用を戴いています)

そうしたら、地元の三条新聞の20/2/7号にデカデカと次のような記事が載りましたのでご紹介します。

鉋職人の猪本さん(69歳)が「鉋道場」この道55年プロ向け鉋作りの腕前生かして

ボストンには毎年、ドイツでも実演
県外から家具職人や若手大工

友人に看板書いてもらって・参加無料、道具は用意 八時間あれば1丁完成・鉋業界も機械化だが がんこに手作りを守って

鉋職人猪本功さん(六九)は一日、市内で営む猪本木工の工場に「鉋(かんな)道場」の看板を掲げ、これまで主に県外から年に五、六人が訪ねて来て鉋づくりを体験していたが、これら体験希望者を積極的に受け人れ、地元にも鉋を知る勉強に役立ててほしいと呼びかけている。

 猪本さんは分家に出た父親の跡を継いで鉋を作る二代目で、中学生のころから家業を手伝い、中学三年生 のときには一人前扱いで働いていたというこの道五十五年の職人。
 妻のツヤ子さん(六六)と一人で猪本木工を営み、本職向けの鉋を手作業で作っている。その腕前から金物卸業者の依頼で米国ボストン郊外にある工房に毎年招かれたり、ドイツや日本で催しに参加し、鉋作りを実演している。

 鉋の産地は新潟県は三条市と兵庫県の三木市だが、生産量は三条が多い。
 猪本さんが作る鉋は鉋台のしりに「猪本」などの刻印があり、金物業者やインターネットを通じて猪本さんの連絡先が分かる。

 七年ほど前から自分で使う鉋を作りたいと家具職人や若手の大工(建築業)とか年に五、六人は訪れて いる。一時は鍛冶職人と組んで鉋削り教室を開いたこともある。面倒見のいい猪本さんは頼まれると断るごとなく受け人れてきた。体験は日帰りでおよそ八時間あれば平鉋(七〇_ 一丁を仕上けることができる。

 昨年春には横浜から三十代の人工仲間が三人で体験に来た。訪れるのは県外は長野をはじめ、群馬、東京など隣県が多く、ときには 一泊して二日がかりで体験する人もいるという。
 これまで「鉋道場」とは名乗ってこなかったが、猪本さんは「早い話が全国に鉋作りの体験ができることが分かった方がいいし、名前のある方が通りもいい。

 手元にあったケヤキ材で一メートル弱の板二枚を作り、書道を長く続けている知り合いに縦型と横型を書いてもらい、縦型の看板は道路に面した工場の壁に、もう一枚の横型は工場人り口に掲けた。
 これで猪本木工所が鉋を教えていることは看板ですぐに分かる。

 鉋業界もこの五十年の間に機械化は進んだが、猪本さんはがんこに手作業を続けている。福島県舘岩村に関東方面なとがら木工の愛好者が集まる材木工房があるが、猪本さんは「大工さんになり立ての人は道具がないから道具をほしがる。
モノづくりを趣味にする入は機械がない分、全部、手道具でやる。これからはそういう人たちが相手と本もの志向に生きる。

 「金物屋さんでも若い人は道具の名前を分からないようになってきたと感じる。三条の金物を先端で扱 っている人たちにも鉋のことを覚えてもらいたい」と鉋の売り込み、生き残りに役立てばという思いもあ る。

 鉋台は刃の出具合がよく見えるように木肌が白く、硬質で、たたいても割れないカシ材を使っている。作る手順は木取り台に墨をして刃を入れる穴の位置やこう配などを決め、ノミで彫り、細いノコギリで刃を入れる溝を引き、裏金を仕込み、台下の穴の下としりが高くなるよう鉋をかけ、刃を調整し、裏金を合わせて完成。

 体験は八畳の作業場で行うので、一度の受け入れは三人が限度。参加賀は無料で、道具は貸し出す。材料代は一般的な平鉋(七十ミリ)で約二千円、小物の面取りに使う豆鉋(四十二ミリ、四十八ミリ)で約千円。(なお、価格はその後改正になっています)

 刃はだいたい体験者が持参している。刃は「ピンからキリまであって」二万円台から、高価なものは二十万円近い刃でマイ鉋を作る職人もいるという。
 日曜や祝日も都合が合えば受け入れる。

今迄と同様、私どもで猪本さんにお世話致しますのでご希望の方はお申し込みください。

ご要望がございましたらこちらへメール下さい。

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